先日、父が80歳の誕生日をむかえました。
昭和5年生まれの父は、一番多感な15歳の時に終戦をむかえた訳ですが、この地埼玉に住むようになった訳は、本所深川の住まいを東京大空襲で焼きだされ、すべての財産を無くしこの地に来たのです。
大空襲の惨状はそれは実際に経験した人しか分からないそれはひどいものだったそうです。リアカーに幼い兄弟を乗せ猛火の中を逃げまどう時、焼け焦げた死体を蹴りどかさなければ逃げられない現実、そしてその後襲ってきた猛烈な飢饉の中で生きていく現実。
私たちには決して分かりませんが、父の言葉からは一生逃れられない悪夢を経験したのだと思います。ひどい思いをしたからこそ、私たち家族に精いっぱいの愛情をかけてくれているのだと思います。
あと何回誕生会を出来るかわかりませんが、皆で楽しいパーティーを行いました。
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