2008年5月4日日曜日

長野 糸魚川 松本 自転車の旅③

糸魚川~松本(恐怖の走行)

前日とった標識の写真。
結構軽く考えていましたけど、3日目は肉体的よりも精神的に疲れました。
原因はまた後で。


本日はホテルで朝食が出ました。久しぶりに味噌汁を頂くことができました。たっぷり炭水化物を補給し7.30にはスタートを切ります。
抜群に良い天気です。姫川下流部はさすがに河流域部が広くなります。
北アルプス山系の山がとても綺麗です。

しばらく走るといやな物が出てきました。スノーシェイドとトンネルです。
こたきという所で、恐怖に耐えかねて、ヘッドライトとヘルメットに備え付けたフラッシュライトを点滅しました。ここから南小谷付近までは必死でした。2000メートルを超す長大トンネルが何カ所も続きました。挙句の果てにトンネル中すべて登りです。スピードが出ません。連休初日とあって車がとても多いです。



自転車はバックミラーが無いので後ろの様子が分かりづらいですが、通常は後ろ見なくても大体何が接近しているかわかります。

たとえばトラックは、接近時大抵排気ブレーキの音がします。ウーンプシュという音です。
大型車はエンジンノイズが静かでスムーズです。
2トン4トン車などはタイヤノイズに、荒いエンジン音、それにシフトダウンの音が付きます。
運転も荒い人が多いです。

バスはエンジンが後ろにあるので、排気ブレーキの音よりもカチカチと排気ブレーキを作動させている音の方が強いですね。バスはお客を乗せるので運転がうまいです。抜かす時はスパッと抜いていくことが多いです。

トンネルの中は、車の音が反響して場所がつかめません。それだけでも恐怖なのに、バイクの排気音などは悪魔の雄叫びに聞こえます。もうちょっと静かに走ってよと言いたいところですが、自分も若いうちはバイクを乗り回していたので言えた義理では無いのですが。



スノーシェイドとトンネルがようやく終わりを告げました。祝日だったせいで、大型車(ダンプやミキサー車)が少なかったのが幸いでしたが、自転車は登りではどう頑張っても10㌔程度しか出ない場合もあります。トンネル内は暗いところは本当に見えないところがあります。道路の段差や、路肩の石、路側帯の張り出しなどに何度も肝を冷やされました。車の方も危ないな~と思ってくれているのがわかります。なかなか追い越せない状態が続いて大変申し訳なかったと思いますが、無事通過出来ました。


R148国道すぐ脇をJR大糸線が走っています。
白馬付近まで来ると傾斜も緩くなり、平坦な部分が増えてきます。それにしてもこの日は空気が澄んでいました。北アルプスが最高に綺麗でした。
10年前に家族4人で登った、白馬岳(しろうまだけ)方面をを望みます。
次男がまだ小3年生程度のとき、白馬大雪渓から、白馬小屋に宿泊、2日目は鑓温泉経由で登山したことを思い出します。

延々と60㌔近く登りでした。

木崎湖からは緩い下り坂が松本市内にむけて続きます。
後ろを振り返ってみると、素晴らしい景色でした。

松本市内に入る前に、空腹からみそラーメンを食べました。大盛りです。
携帯で乗り換え案内を見ると、鈍行高尾行きが14.25にあります。
急いで松本駅に向かいます。約15㌔はあったでしょうか。みそが出そうでした(笑)

駅前のコンビニでビール2本を購入後、駅前であわてて輪行の準備をします。緑の窓口で新座までの切符を購入(3.570円)時間かかりました。

鈍行の高尾行きにぎりぎりセーフで飛び乗りました。
運転席直後の3人掛け独り占めで高尾まで、高尾から西国分寺・武蔵野線新座まで乗継、新座駅で自転車を組立自走で無事到着しました。
今回何事もなく、家に付きました。
走った感想は家族の愛を感じた事。心配してることが走っていてわかるのです。
何が何でも完全な姿で帰ろうと心に誓っていました。

あと、日一日と強くなっていく自分がわかるのです。過酷な環境に耐えられる自分がいます。
48才に時期になろうとしているのですが、鍛えれば強くなれる。そう実感しました。

目標ができました。

走行距離114.8㌔
Mx47.1㌔
Av21㌔

追伸
自転車では、R148号線は登りで(糸魚川から松本方面)で使わない方が良いと思います。トンネル内やスノーシェイド内は下りならば相当スピードが乗るのでまだ気が楽ですが、道幅も狭いし、路肩には小石や砂利等が多いのでスリップ転倒に注意です。
トンネル内では無理な追い越しをするバイクなどもいるので、前灯や後部フラッシュライトは絶対必需品です。

周りには採石場や、セメント工場などが多く、平日はトラックやダンプも多そうです。走るなら休日が良いと思います。




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