朝風呂に入りこざっぱり、出かける用意をして朝食です。
昨晩あんなにたくさん食べたのにもうお腹が空いてます(笑)
具だくさんのお味噌汁を頂きご飯も2杯食べました。
食事で隣の同年代の夫婦から声をかけられました。夫婦二人で歩きで巡っているとの事、羨ましい限りです。
さて出発です。支払いを済ませ玄関先で用意をしているとお見送りに来てくれました。
若旦那の中学生お子さんも自転車に興味があるそうでいくらくらいの自転車が良いのですか?などの質問から色々話が弾みました。
近くでは
時空(とき)の路(みち)ヒルクライムin会津
も開催されているそうです。名残惜しいですがこの辺で宿を後にします。本当にお母さんと息子さんで一生懸命おもてなしをしていただきました。少しでも役に立ってくれればと思いブログをアップする気持ちになりました。優しいお母さんと真面目な息子さん、言葉使いも丁寧で優しい気持ちになりました。有難うございました。
本当は登りが嫌なのでまっすぐ会津若松に行こうと思ったのですが
ご主人推薦の大内宿にも是非行って見てくださいとの事で行くことに決めました。
朝から息はぜいぜい、汗ぽたぽたしながら亀みたいに遅いスピードで登っていきます。
距離的には7キロ程度しかないのですが結構な登りです。
着いた先の大内宿は古民家の集落、それが全部お土産屋さんと飲食店。
白川郷のような違うような(笑)
まあ景色との融合は素晴らしいものが有ります。
大内宿を後にして旧日光街道を走ります。
途中の大内ダムまで登り写真を撮ります。
氷玉トンネルを抜けると急勾配のダウンヒルです。
一気に標高を落とし会津若松に向けて走ります。
前回の会津若松旅行で行けなかった飯盛山とさざえ堂を目指します。
ここは白虎隊の墓、自決の地でもあります。
お国の為に命を落とした若者に手を合わせてまいりました。
飯盛山を後にして猪苗代湖を目指します。
ここから国道を選ぶと遠回りで交通量の多い道を走らなければなりません。そしてかなり登らないと猪苗代湖には行けません。
飯盛山から良い道は無いかグーグルマップで見てみると交通量の少なそうな道が有ります。グーグル様のお導きで車も人も少ない道で猪苗代湖まで到着することが出来ました。
途中は段々畑と水田、日本の原風景です。
国道49号に出ました。かなり整備されていますが所何処荒れています。そして交通量が多い、救われたのは西風が強く超追風で難なく40キロ近く出ます。会津磐梯山と蕎麦の花が綺麗だったの写真に収め遊覧船があるところまで進みます。ここは湖で水泳も出来る場所です。そういえば子供たちと磐梯山に登った時ここで水泳をしたことを思い出しました。懐かしい場所です。
この場所でコンビニおにぎりを2個食べ昼食です。
交通量の多い国道49号を避け磐越西線上戸駅手前から9号に入り猪苗代湖を半周しました。のんびりとした道で安楽に郡山に着けると思いましたが、ダウンヒルのつもりがまた登りです。猪苗代湖が外輪山に囲まれているので必ず登るとは思ったのですが想像以上に疲れました。
猪苗代側から郡山に向けて急坂のダウンヒルを緊張しながらハイスピードで進みます。追風もあり簡単に50キロ程度でます。怪我しちゃうと仕事に穴開けちゃうので安全第一です。
お陰様で1440に郡山駅に無事到着しました。
さてとのんびり輪行袋にでも入れようかというところで回りもびっくりするくらいの破裂音。あれ後輪がみるみる空気が減っていきます。あのハイスピードのダウンヒル中だったら落車も避けられない事態だったかもしれません。まあとてつもなくラッキーでした。
取り合えずパンクしたまま輪行袋に入れて新幹線普通席の乗車券を購入。時刻表を見ると5分後(1505)に新幹線が来ます。間に合うかというタイミングでホームに急ぐとものすごい乗客が列を作っています。進入してきた新幹線も立ち客がいる状態、あー乗れないかなと思ったのですがデッキの乗客の協力で何とか場所を確保できました。助かったー、場所をあけてくれた人は会社経営者で社員が自転車やトライアスロンをやっている人が多いとの事、自転車の話から福島の問題、そして会社の経営まで話をしてしまいました。同じ経営者目線の話でデッキに立っているのも苦痛でなくあっという間にやまびこ48号は大宮に到着しました。場所をあけてくれてありがとうございました。
埼京線、武蔵野線と乗り継ぎ、野火止実家にいた妻に車で迎えに来てもらい1710分、2時間弱で無事帰る事が出来ました。
今回は天候に恵まれそして人にも恵まれた最高の自転車旅になりました。ゆっくりでも着実に、止まりたいときに止まって写真を撮る、日数短くても自由って最高、自分らしく生きたい、健康で体力があるのは素晴らしい、車やオートバイでは得られない細かな感動をたくさん味わうことが出来ました。
そしてまた感じたのですが福島の人は優しいです。話をしていても、自転車を抜かす車も優しすぎます。実態は若い人の減少が酷いそうです。閉店のお知らせの紙が貼ってある商店も何件も見ました。出来る事は少ないですがこれからも福島に出かけて福島を大事にしていきたいと思いました。
走行ログ イメージ動画